記述の基体(がらくた)

【ブログ】日々の思ったことを徒然なるままに書いております。基本殴り書きで校正しておりません。【世界観】人は動物のように本能で現実に向き合っているのではなく、言語を通じてのシンボル体系としての世界、その世界の中の私(自我)という物語で現実にしがみついている。【取り組み】(1)現をよく存在させたい。そのためのよりよい社会や世界に向かう。(2)卓越した創作をしたい。そのためにはより多くのゲシュタルト(パターン・観念・概念)を獲得→世界でよく行動し、読書。【価値観】結局は「朋あり遠方より来たる、また楽しからずや」【プロフィール】東京出身のアラサーです。※著作権についてはオプトアウトに対応させていただいております。何かに共感された方はご連絡ください。 【コメント欄へのフィードバックお待ちしております。個人的な質問、反論、脅迫などはTwitterへお願いします。】

2012年07月

今日は私の歴史観に多大な影響を与えた「中国化する日本」の趣旨を簡単に説明しよう。

著名な歴史家フランシス・フクヤマは著書の「歴史の終わり」で、冷戦後の世界はこれ以上発展の余地のないへ世界になると述べた。世界を分断してきた自由主義と社会主義の争いも、前者の勝利によりついに決着がついた。自由主義こそが人類普遍の心理であることが証明された今、その最大の担い手であるアメリカ合衆国に率いられて人類は一つに統一された。もはやこれ以上闘争や革新の余地のない究極の世界への足を踏み入れていく。

このようなポスト冷戦の世界のあり方(新世界秩序)の特徴は以下の2つ。

(1)主権国家を超えた全世界的な政治理念の復活
一国の私利私欲のために行われる戦争は過ちで、そのような邪悪な侵略行為は世界秩序を守るため正しい戦争により玉砕される。

(2)国家の再分配による平等よりも世界規模の市場競争がもたらす自由が優先される

ポスト冷戦の上記2つの特徴により生じている問題。

(1)アメリカが世界のすべてを支配する超大国となり、国際社会を守る正しい戦争という大義でかなり恣意的な軍事行動を行う一極支配の構図。例えば国連安保の武力行使容認を経ずにイラク戦争。権力の暴走である。

(2)勝ち組と負け組の格差を当然とする市場原理主義。機会の平等である自由の名のもとに平等がないがしろにされている。

そこで、「中国化する日本」は一つの見方を提示する。このような社会を縮小コピーしたような社会があった。それが1000年前に生まれた宋だ。と。

宋の特徴。
(1)貴族制度を全廃して皇帝独裁政治を始めた
科挙と郡県制で貴族を排除して皇帝が全権力握ったので皇帝への批判はご法度
(2)経済や社会を徹底的に自由にする代わりに政治の秩序は一極支配によって維持するしくみ

主権国家どうしの勢力均衡に立脚した国際政治のパワーバランスが崩れ、米国一国の世界覇権へと一気に傾いたように、宋の中国でもいくつかの名門貴族が相互に掣肘しあう関係が終わり、皇帝一人のお膝元へ全面的な権力の集中が起きる。かつて社会主義国のように、貴族の荘園に閉じ込められていた一般市民も解放され、中国(世界)のどこでいかなる商売に従事してよくなる。但し、皇帝(アメリカ)のご貴殿を損なわなければ。

長い時代このような社会であった中国では、ある程度、解決策が用意されているようだ。

中国での対応策
(1)
→権力のコントロール方法は?理想主義的な理念に基づく統治行為の正統化。あなたは実力だけでなく道徳でも世界一の政治家なんだからそれに見合うだけの政治をお願いしますよ。

(2)
→中国では自由競争で振り落とされた時の保険のために宗族ネットワークを確立

面白いですなあ。これは私が中国に来たきっかけともなった本です。


日本で少し働いていた時は会社の人たちは9時から平均して10時くらいまで働いていた。いつもみんな疲れている感じだった。仕事の効率が悪いというよりは、システムが悪いと思う。まあそれはいいとして、やはり長時間労働は生産性が良くないと思う。日本の生産性は先進国で最低らしい。

長時間労働だと悪いことばかり。インプットできない、いいアイデアでない、それで会議が長引く、人生が仕事だけになる、というデフレスパイラル的なスパイラル。

今、中国では9時5時で働いている(忙しい時は遅くなる)が仕事後いっぱい勉強できるし、人と会うこともできるし、趣味のスポーツやったりとすごく充実している。また、中国では昼飯の後、昼寝をする人が多い。リフレッシュできて午後の効率が上がる気がする。

これくらい余裕のある働き方ができれば給料が低くてても仕事も自分で勉強する時間もとれて楽しめるし、プライベートも色々できて人生が楽しくなる。

この前就職活動中の子がみんなにアドバイスを求めていたので僕も軽く話した。しっかり考えてなかったけど、やはり最初はある程度の規模の会社に就職すべきだと思う。自分は新卒で上場企業に入り、1年もいなかったがその価値はかなり大きなものだったと思う。

その理由は以下の4つだ。

1、            ベンチマークできる
2、            事業の広げ方が分かる
3、            人脈が楽にできる
4、            自分の時間を確保できる

まずベンチマークだが、普通の会社がどれくらいの意識で、スピードで、質で、コミュミュニケーションで仕事をしてどの程度の実績が出ているかを実際に体験できることだ。今後自分がやるときにどこに注力するべきか、どこなら手を抜けるか、など理解できるのはいいことだ。会社との取引の仕方、法律、契約書などもわかる。

次に事業の広げ方であるが、どのようにパートナーを見つけ、接点を作り、関係を作ったりするのかという流れを理解できる。やはり小さな会社では中々できないことだ。複数の企業が集まって1つのプロジェクトをするときのやり方など実際にやってみないとわからないだろう。正直自分はまだこれを経験せずに退職した。受動的な人ならこれができるのはだいぶ先になるだろう。

次に人脈だが、やはり大手であれば既存の取引先に様々な企業や政府、外国の団体などある。個人でも無理ではないがその人脈が増えるスピードや質がぜんぜん違う。逆にあまり会社のトップとかとは会う機会ないかと思うが。

最後に、大企業のサラリーマンであればぶっちゃけた話ある程度ぶら下がることもできる。何も貢献してなくても毎月給料が入ってくる。それにやるべきことはある程度きまっているから頑張ればめっちゃ効率化して早く終わらせることもできる。その空いた時間を自分の好きなことに当ててしまえばいい。将来やりたいことの準備や語学などやればいいだろう。

以上のような理由で最初は大企業で色々経験するのはいいことだ。それに貯金もできるし。

僕の家の一階に果物屋がある。店員の女性は一日中果物を売っている。朝6時から夜10時半までずっーと店頭で働いている。ずっと同じ場所に一日中いて働いている。ビジネスを大きくしようとか効率化しようとかという意識は見られない。売上もノートのというか紙切れに手書きでいつも計算しているし、お金も机の引き出しに無秩序に入れられている。エクセルなどを使って売上など管理するなどという発想はない。

彼女は26歳の僕とあまり歳が変わらなく見える。多分これからもずっとこの仕事か、似たような仕事しかしないのだろうと思う。生活には困っていないようだが、正直世界があまりにも狭すぎて何か可哀想になってしまう。よく笑っている顔を見るので、まあ余計なお世話だとは思うが、まだ若いから色々な経験をしたらいいのになあと思う。

正直日本で同世代でこういった正直将来性がない(自分の能力が向上しなかったり、身につく人脈や経験などがないもの)仕事をしている人を直に見たことがないので(絶対的に少ない)、これは新鮮な驚きというか、新しい感覚だった。中国ではこういう人がいっぱいいる。高校も出ていない人も多い。物乞いもいっぱいいる。汚い仕事をしている人もいっぱいいる。格差があるのだ。彼らはこの層から抜け出せないのだ。日本で格差はほぼないといっていいだろう。

日本の社会に慣れていると、何か常に社会のためや組織のために貢献しなくてはいけない、また自分の成長のために何かしてなくてはいけない、という思考がどの日本人にも植え付けられている。だからこういう果物屋の女性を見てもどかしい気持ちになってしまうのだろうか。

中国にいるので色々に日中関係を中心に勉強していこう。今日は尖閣問題についてだ。ただ本を読んでまとめているだけなんで僕の価値はなし。単なる備忘記録。

尖閣諸島とは
尖閣諸島は、魚釣島、南小島、北小島、久場島、大正島の5島と3つの岩礁からなる。総面積は6.3平方キロメートルの無人島。台湾と石垣島からだと170キロあり、中国本土からだと330キロ。最近話題にもなったが、尖閣は大正島は国有であるがそれ以外の4島は埼玉県の住民の所有で政府が年間2450万円で借り上げている。なので全ての島は政府が管理している。

尖閣問題とは
日本は19世紀末に自国領土に編入し石垣市に含めてきた。しかし、尖閣の周辺で鰹、飛魚など豊かな漁場があり漁業権を巡り中国、台湾と対立している。また石油と天然ガスの埋蔵が国連アジア極東委員会の海底調査で発見されたあと、台湾と中国が領有権を主張し始めたので明らかにこれ狙いだ。700から1600億バレルということで世界第3位のイラク並の水準。これに対して1971年に台湾、中国が領有権主張。その後、何かと騒がれている。

日本の言い分
・  明治政府が尖閣の調査を行い無人島であることと清国の支配が及んでいないことを確認し、1885年に編入した。誰よりも先に領有権を主張、これを国際法で先占という。
  (1885年に日本の古賀辰四郎というビジネスマンが尖閣を探検。産卵期のアホウドリが集まることを発見し、貿易事業を開始すべく政府に土地借り入れを申請したが決定を待たずして開始。無人島である事実を政府が確認し、1895年に正式に自国領土に編入した。先占したのだ。その後、古賀を許可し、古賀は事業のため移民を送り様々な事業をさせた。)
・  日本が実効支配している。海上保安庁が尖閣の周りに巡視船を常に配備しており、上空から航空機により監視もしている。さらに灯台や神社を建設している。
・ 1920年には中華民国政府の長崎領事が、中国から漂流した31名の漁民が尖閣で保護され無事帰国したことに対して感謝状を出している。これは尖閣が日本のものと中国が認めた証拠だと日本は理解している。
・  第三者のアメリカも尖閣は日本の施政下にあり日米安全保障条約が適用されるとしている。
・  大戦後、沖縄がアメリカの占領下に入ったが尖閣も同時に入った。その後沖縄が返還されたときは尖閣も当然日本に戻った。これに対して中国も台湾も抗議をしなかったので日本の領有を承認したことになる。
・  1971年以前に中国台湾で発行された地図には尖閣は日本の領土だと示されている。
・  古い中国の文献が尖閣について言及している事実はあるが航海の指標に使われただけで領有していた証拠ではない。

中国の言い分
・  明、清時代の文献に尖閣は自国領と明記してある。命名し地図に明記していた。無人だったのは環境が悪かったからに過ぎない。中国から琉球に派遣された使節たちの記録によると中国と琉球両方の人間が尖閣を中国と認識していた。
・  江戸時代の仙台藩士の林子平が出版した三国通覧図説に尖閣を清朝の領土として扱っている。1785年に出版。
・  日本の編入は対外的に公表されていないので手続きとして不備。そもそも国際法は欧米の列強が植民地獲得のための競争の規制のため発展してきた。そうした帝国主義の犠牲になった国々がそれらを受け入れる必要はない。
・  実効支配は意味ないのでは。もしそうなら竹島も北方領土も放棄しなくてはいけない。
・  地理的に見ても中国大陸の沿岸に拡がる大陸棚の上に位置しているので、中国の領有と考えるのが自然。

中国の公衆トイレはやばい。特に町の中にあるガチの公衆トイレはゲロはきそうになる。まずその汚さを伝えたいが、その汚さと言えばあそこで転んだら自殺するかもしれないくらいの汚さ。

話は変わり、商業施設とかでトイレを使うとその多くがTOTOであると気づく。日本頑張ってるなあと思った。北京オリンピックが決まった北京市の政府は2001年オリンピックに向けて都市インフラに約4兆2000億円程度を投入すると発表した。主に都市交通、水資源、エネルギー施設建設、環境関連のインフラ整備を重点的に取り組むと。この一環でトイレ整備もされた。床も汚いし便器の周りは形容できない状態になっていたが、これを徐々になおしていったのだ。

それで北京がオリンピック用に整備した公衆トイレは5000以上らしい。そこにTOTOも入り込んだようだ。5000万台といわれる中国のトイレ市場で欧米メーカーをしのぎ、40%というトップシェアを獲得したのである。TOTOの中国事業の売上高は03年には169億円だったが、2009年には430億円を視で今も拡大中らしい。

まだまだ田舎や地方ではトイレ状況は悲惨だろうからTOTOに頑張ってもらいたい。むしろ南京の公衆トイレを直してほしい。

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