記述の基体(がらくた)

【ブログ】日々の思ったことを徒然なるままに書いております。基本殴り書きで校正しておりません。【世界観】人は動物のように本能で現実に向き合っているのではなく、言語を通じてのシンボル体系としての世界、その世界の中の私(自我)という物語で現実にしがみついている。【取り組み】(1)現をよく存在させたい。そのためのよりよい社会や世界に向かう。(2)卓越した創作をしたい。そのためにはより多くのゲシュタルト(パターン・観念・概念)を獲得→世界でよく行動し、読書。【価値観】結局は「朋あり遠方より来たる、また楽しからずや」【プロフィール】東京出身のアラサーです。※著作権についてはオプトアウトに対応させていただいております。何かに共感された方はご連絡ください。 【コメント欄へのフィードバックお待ちしております。個人的な質問、反論、脅迫などはTwitterへお願いします。】

2012年08月

日本は必死に中国の欠点を探している。国の運営が順調な時は自分の仕事に夢中で他国の悪口を言っている暇はない。現に大躍進制作や文化大革命の中国は非民主的で強権的であったが、高度経済成長で忙しかった日本はそれを批判しなかった。要するにそういうことを聞きたがるニーズがなかったのだ。市場のニーズがなければメディアは報道しない。今は日本の国力が多いに衰微して中国を追いかける立場になった、と多くの日本人が感じているからだ。

中国も同じで尖閣問題を攻めてくるのは国民の不満のガス抜きだ。両国とも国内に多くの社会問題を抱えておりこのような外交問題で政府への怒りの矛先を変えているのだ。

自分たちから見て理不尽では、当事者にとっては主観的に合理的なものである。どういう文脈の中にあれば意味のわからない行動が合理的になるのかを、その文脈を理解することが大事。

迫力のある事業という言葉を聞いて、今までの自分の考えが少しまとまった。個人的にはボーングローバルでインターネット上でリッチな経験ができるウェブサービスを作りたいと考えていた。面白い仕組みで面白いサービスを作りたい。ただし、そんな事業、思いつくのは難しい。ほとんどの普通の人が思いつく事業なんか出尽くしている。

だいぶ前だが、レアジョブの事業は自分の理想に近い面白い事業だった。世界を広く使い、ネットで物理的場所を超えてリアルタイムでサービスを提供している。しかし、何かが足りないのであった。

それはこの前、岩瀬大輔さんが本の中や講演で言っていた「迫力」だ。レアジョブの事業は至ってシンプル。シンプル過ぎて何かが足りない。岩瀬さんが選んだ保険の事業は、トップの出口さんが生涯保険業界で培った経験を基にして作られた事業であり、傍から見ただけでは解読できない重みがある。

今自分にできることは目の前の仕事、生活を全力でやって、色々な経験の中で自分にしか見いだせない重いアイデアを見つけ出すことだろう。

中国がこの先日本並みに政治経済的に安定することはかなり困難だ。負けしろがない。

日本ではどれほど失敗を続けても、少数民族の独立、通過の暴落、テロやゲリラの略奪の心配はない。せいぜい次の総選挙で負け政権交代レベル。日本の強みは高い技術力とかサービスのクオリティとか言われているが、本当の強さは政治経済の復元力の強さ。統治者の失敗が許される。人並み優れた指導者がいなくても国政が成り立つ。市民の遵法意識が高く、労働者のモラルが高い。

現在の中国の統治者は世界最高レベルの知性が求められる。14億を統治した政治体制は過去にない。先行事例から学ぶことはできない。

つい先日、イケダハヤトさんのブログでクラウドソーシングをやっている日本企業について紹介していた。私は以前、おおまかにクラウドソーシングの分類を紹介したが、イケダさんの記事の中で紹介されているクラウドソーシングのサービスは全て、クラウドソーシングの中でもクラウドレイバー(crowd labor)に分類される。
Crowd Laborとは、「世界中、物理的な場所に関係なくオンデマンドで単純作業からスキルのいる仕事まで依頼することができる。クラウドソーシングにより、需要と供給がマッチする。」。要するにサービスのマーケットプレイスだ。目に見える形のある商品のEC(電子商取引)のサービス版だ。楽天のように場所を提供しているだけだ。(ちなみに楽天も楽天ビジネスというサービスのマーケットプレイスをやっている。しかし、現状は楽天市場の4万店舗のサイトの製作や修正の需要と中小の開発会社のマッチングになっている。)
多くの人がクラウドソーシング=サービスのマーケットプレイスと認識しているようだ。今日はこのクラウドソーシングの一つの側面である、サービスのマーケットプレイスの魅力と、どうすれば発展するかについて自分の考えを述べる。
まず、その魅力は、「物理的な場所の制約を受けず、世界中の需給が効率的にマッチングできる」ということだろう。私が英語のプルーフリーディングを、地球の反対側のブラジルに留学しているアメリカ人に頼むことができる。ブラジルにいるならアメリカに住むアメリカ人よりも安くて済む。これはBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)とは違い、個人レベル、CtoCであるところが凄い。理論上50億人の個々の能力にアクセスできる。依頼できる仕事内容は、アウトプットがウェブ上でやり取りできる、ウェブサイト制作やロゴ作成、ウェブアプリ製作、翻訳、コンサル、データ入力などの単純作業、オンライン教育などに限定されている。今後さらに、このサービスマーケットプレイスの上で取引可能になる仕事の種類が増えていくだろう。
そして、まだ普及しているとは言えないこのサービスのマーケットプレイスが発展するには何が必要か。私個人の考えでは、このマーケットプレイスがすぐに普及することはないと思う。ゆっくり地味に大きくなっていくだろう。普及を妨げる2つの大きな問題である決済の問題と信用の問題は、このサービスマーケットプレイスが生まれた頃からの問題であるが、既に解決策は出されているので、あとは「どれだけ人が入ってきてこのマーケットを大きくするか」ということに依存する。
決済の問題は、需要者は、ちゃんとサービスの対価としてお金を払い、供給者はサービスの対価としてお金を貰う、ということ。この問題は第三者によるエスクローサービスで解決できる。というか、既に対応されている。ただ、利用者はまだオンラインで多様なサービスを受けることに慣れていないので躊躇する。次に、信用の問題。これはサービス提供者の信用(ちゃんとサービス履行するか、質は高いか)をどうやって評価するかの問題。どのマーケットプレイスでもサービス提供者のサービスを受けた人が、提供者を評価できる仕組みになっている。ただ、提供者がコンスタントに仕事を受注できるには高い評価が必要になり、高い評価を得るまでは実績を出すためかなり頑張る必要があり、その前に離脱してしまう可能性がある。これも同様に利用者が慣れてくれば、解決できる。
サービスマーケットは、携帯電話、IM、オンラインゲームなどと同じように、その利便性は利用者が多いほど大きくなる。なので、今後じわじわ利用者が増えていけば、ある時期を境に一気に普及するのではないか。ただし、時間がかかるのにはもうひとつ理由がある。それは、既存の、会社に属して働くという働き方が支配的である以上、オンラインで働くというのは、時間の制約上、難しいのである。今後、長期雇用がさらに崩れ、フリーランサー的にプロジェクト単位で働く人が増えていけば、このサービスマーケットプレイスは活性化するだろう。
最後に、このゆっくり成長しているサービスマーケットプレイスの中でも、ある部分は急速に成長できる、ということに言及したい。それは、「どんなサービスもこのマーケットプレイスで取引できます!」に拘らずに、一つのサービスに特化して、そのサービスを定型化し、サービスの質や決済機能を積極的に管理するのだ。説明するのが難しいが、要するに、レアジョブスパニッシモのようなサービスだ。これは「外国語のオンライン教育」に特化している良い例である。あらゆるサービスの売買ができます、となると何を選んでいいのか買い手も売り手も戸惑ってしまう。もっと範囲を狭めてマーケットの運営者がサービスの履行を保証し質を高め、決済を実行すれば、需要者と供給者のハードルは一気に下がる。

帰国子女は母国語を2つ持つ。完璧に話せないにしても、相当なレベルで両方しゃべれるし、さらに磨きをかけようと思えばすぐにでもネイティブ並みにうまくなるレベルだ。こういう人はうらやましい。僕の周りには英語や中国語をネイティブ並みに話せる帰国子女がいっぱいいる。どっちの国に行っても対等に会話できちゃうのだ。これは素晴らしいアドバンテージだ。ここでいうのは帰国子女(幼い頃海外で過ごしたり親から学び、自発的ではなく第2言語を習得した者)

帰国子女の人は普通の人とは違った経験をしているので、面白い発想をする人は多いだろうが、ビジネスとか政治の世界で成功している人は少なくないだろうか。

中国で最も有名な日本人として紹介されている加藤嘉一は実際に中国でも日本でも大活躍している。彼は大学から中国に行ったのだが、現在、中国語をネイティブ並に話す。世界情勢、特に日中関係について自分で情報発信して中国で有名になっている。僕が思ったのは、日中両方ネイティブとして話せる帰国子女がいっぱいいる(現に僕の周りにも沢山いる)のに、なぜそれを生かしてこういう個人レベルで大きなことをやる人がいないのだろうか。言語力で言えば加藤さんより上なはずだ。(現在加藤さんの中国語レベルはネイティブ以上の可能性もあるが)なので絶対に活躍の基礎はあるのに、なぜこういう人が出てこないのか。両方ネイティブなら絶対コミュニケーションで有利なはずだ。

それは考え方の軸にあるのかもしれない。まず、バイリンガルであれば、もちろん小さい時に異文化での苦労などあると思うが、自然と2言語しゃべれてしまうので、そこにあまり価値をおかない。何となく英語がしゃべれるからグローバルな人間になったと思い、国際的な企業で働こうとする人が多いがあまりコアに世界に対する思いが少ないのか大きな成功はないのかも。また、海外育ちだと周りに流されない人は多い。自分の好きな道(スポーツ、ダンス、芸術など)に進む人も多い気がする。

その国の言葉をネイティブになり、自国の文化や価値観を忘れずに、それを活かして頑張れば必ず注目されるだろう。僕も中国でもし今ネイティブ並みの語学力があればそれを最大限生かし、また自分が日本人であることを全面に押し出しがんがん中国のビジネスに入っていくだろう。帰国子女の人には是非そのアドバンテージを再認識しもっと外国で頑張ってほしい。僕も小説30冊読んで、毎日1万語眺めて、トータル1000時間聞いて、中借文をしてネイティブ並みになろう。

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